ゴムの原料はは紐状分子の集まりです。そこに硫黄等を加え分子と分子を科学的に結合させると弾性を持ちます。
テニスボール(プレッシャーボール)の中心は空洞になっており、ボール内の圧力は外気圧よりも高くなっています。内圧を高めることにより、非常にマイルドな打球感になります。ノンプレッシャーボールの多くは、ボール内部は空洞ですが、内圧は低くゴムの弾力のみでバウンドさせるため打感が硬く感じられる場合が多くなります。
本題のプレッシャーボールの内圧について
プレッシャーボールは通常、ボール内圧を保つために販売時は缶やペットボトル内に保管され、圧力をかけた状態で販売されています。この時の容器内の圧力はボール内圧力とほぼ同圧力のためボール内圧力が下がりにくくなっています。
容器から取り出し使用すると、ゴムの分子間から徐々に空気が抜けて、時間経過とともにボール内圧力は下がってしまいます。ですが、分子間を抜けて空気が抜けるのであれば、ボールの外から圧力をかければ徐々にボール内に空気を入れることも可能なはずです。
ボール内圧力の回復については、ボールのブランドや使用頻度においても差があるため経験が必要ですが、一般的に回復には、開封してから同等の加圧時間が必要となります。